春について

最近少しずつ暖かくなってきましたが、どうですか。僕はあったかくなって嬉しいなと思います。

 

春、夏、秋、冬は毎年来ますがその中でも好きなのが春。なぜ春かというとポカポカだから。

1番でかい理由はそれ。夏は暑すぎるしだらだらとクーラーのかかった部屋にいると外でなく蝉になにかしろと責め立てられている気になる。秋は肌寒い。先程までの騒々しさとは打って変わって冷たい風が吹く。薄々前から自分のことを好きって気付いてた女の子が自分が付き合うことによって距離を置かれ付き合った女の子と別れる頃には「もうお前などは眼中にない」みたいな態度に早変わりするあれに似ている。2兆%伝わらないと思うが。気付いた時には手遅れでもう冬だ。冬は寒すぎる。寒いと何もかもが嫌になる。風呂に入って温かいお湯を体にかけるまでキンキンに冷えた浴室の床の上でタップダンスをしなければならない。あれを客観的に見るとほぼ罰ゲームだ。せめてタップダンスではなくコサックダンスとかにしてくれ。それの方がより罰ゲームぽくていい。

そしてくるのが春。なぜ毎年春が来るのかというと松任谷由実(通称ユーミン)が春が来ることを懇願してくれているからである。その号令でいっせいに緑はしげり、花は咲き、人間は讃美歌を歌う。

春は出会いと別れの季節であるが別に春は悪くない。そんなのは人間が勝手に「冬に別れるのは寒いし悲しさ増しになるからあったかくなってからにしよか」と言い始めたからである。

 

そもそも別れもなければ出会いもいらないのだが。

本当に終わってほしくない春。永遠に続けばいいのに。終わるならよく晴れた日に海岸の公園でビールを飲んで芝生に寝転んでウッシッシと笑った時にしてくれ。

 

まだ、春は来てないが。

 

 

ASIAN KUNG-FU GENERATION/海岸通り