オダギリジョーみたいなおっさんになりたい

来る日もあくる日もベッドの上で1日を終える生活に嫌気がさしてあてもなくどこかの駅で降りて歩くだけのものを始めようと思い今日はJR阪和線三国ヶ丘駅で降りた。

何もなさすぎても面白くなく、逆に梅田や大阪や難波などありすぎても何か違うなと思い三国ヶ丘にした。一つ理由があるとすれば行きたいと思っていたラーメン屋が歩いて少しのとこにあるからぐらいだ。

高校生の頃は実家の周りの田んぼみちをぼーっと歩くのにハマっていた。その頃からぼーっと目的もなく時間なども気にせずダラダラとあるくのがなんだか好きだったのだが、それは大学生になっても続いており大学生の時は商店街があれば入り商店街が終わるまで歩いた。(まだ今もギリ大学生なのだが)

 

散歩の何が面白いかというとさっきも言った通り何も考えなくていいことと、歩いていると「こんなとこにこんなんあったんか」とか感じの良い喫茶店や「あの人アンミカに似てるなもしかしたら本物か、いやこんなとこにおるはずない、いやでもアンミカの元カレスパイやったしな、、、」とアンミカに会えるかもしれない。また、曲がりたい時に道を曲がれて気になる道があればそっちに行けて行きたい道にいける。あとはシンプルに運動になる。

ざっと上げればこれくらいだ。

 

 

そんなこんなで三国ヶ丘で降りてラーメン屋を目指して歩き始めた。特にこれと言って見所などは今の所ない。そんなすぐに出てくるものでもないが。最近の人はすぐに結果や成果を求めるがそんなにたやすく出るものでもない。なめるな。あるといえば三国ヶ丘FUZZくらいだ。ほとんどの人は知らないかもしれないが、かの有名なKANA-BOONヤバイTシャツ屋さんなどがライブを行っていたライブハウスがあるくらいだ。まだ、歩いて行く。ラーメン屋まではおよそ2駅分ある。急ぐ必要もない。

自分の中の小さなルールとして、公園があれば必ず立ち寄ることにしている。これと言って理由はなく公園が好きだからである。途中少し大きめの池のある公園に着いた。そこには遊具で遊ぶ小さな子やバスケのリングがあるのでそこで遊ぶ中学生などを横目に羨みながら公園を後にした。あんな頃が自分にもあったなとまだ20を超えてちょっと経ったくらいの青二才のクソガキ風情の俺はカッコをつけながら思っていた。まだ、歩く。

一つ目の駅を超えて歩いて行く。

帰り道の高校生や部活をやっている学生、眩しすぎて直視できないJKなどが横をすれ違って行く。彼ら彼女らから見て俺はどう映るのだろうか、控えめに言って綾野剛くらいには写っていて欲しい。

そんなことを思っているとラーメン屋の最寄駅につきラーメン屋に着いた。

 

ここで地元の近い友達を呼びラーメンを食べ、酒を飲み、風呂に行って2時間くらいダラダラ風呂に入りながら話した。たわいもない会話しかしていないので振り返ると何を話したかなんて覚えてないと思う。でもこんなサイコーな日を忘れないようにしようと思った。

 

第一回目の散歩とても良かった。

またしたい。

 

 

ズーカラデル/スタンドバイミー